

快適な現代社会を支えるには、大量の低賃金サービス労働者が必要となる。それに甘んじたのが若者だった。マクドナルドで、コンビニで、24時間営業のスーパーで働くバイトに高度な能力はいらない。低賃金でニコニコ、文句を言わずに働いてくれればよいのです。スマイル0円とは「微笑む」という労働の価値が「0円」ということだもの。
このような社会は、ゼロ年代以降の私たちがうすーく内面化している自己責任論と相性がよい。「選んだ地位はあなたの努力の結果なので、社会に文句は言わないで下さい」というわけです。
経済をうまく回すため「周辺」の安価な労働力を利用する。そうしてこの国は成長してきたんだよね。
ところで戦後長らくその周辺を担ってきたのは、女性だった。70年代以降の日本が高度消費社会化するにつれ、大量に必要となった低賃金サービス労働を最初に担ったのは主婦パートだったのだ*2。日本では安価なサービス労働を担う主婦がいたから、移民が必要なかったんだね。そこに80年代以降、若者と「企業に滅私奉公することを希望しない女性」が加わっただけ、とも言える。
それまでは主婦パートがやっていた単純労働を若者もやるようになったから、日本のサービス業はこんなに上手く回っている。若者と多くの女性たちは「あなたの選んだ地位は全てあなたの責任で引き受けてね、社会のせいにしないでね」という自己責任論のもと、周辺に甘んじ続ける。
ふたりエッチとフリーター - コスプレで女やってますけど (via raurublock
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(via quawai)
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User Created Contents と、TOYOTAのカイゼンの話 から。
問題を解決していくために、誰がどういう役割をするか。
1:考えかたの枠組みを作る人
2:考えかたの枠(テンプレート)があれば取り組み、初期データを作成できる人
3:パラメータ調整や、データ修正ができる人
4:上記のデータをなんとなく利用している人
といったように、仕事の抽象度に応じて4段階に分けてみると、
1が1000人に1人
2が100人に1人
3が10人に1人
4が残りのすべて
というように、抽象度が下がるに従って、人数はだんだん増えていく。
仮に、この考えが正しいとする。
ネットの影響によって、
1が作った枠組みを速く普及するようになった。
2のデータ入力を速くできるようになった。
3のデータ修正を速くできるようになった。
その結果、4および全体にとって役立つ情報が、速く生産されるようになった。
しかし、それだけではだめだ。
1と2と3の人数比が増えるようでなければ、
ネットが本当に革命的であるとは言えない。
ロングテールの立場によると、
「京都のラーメンについてはゼロから考え方の枠組みを作れる人」
「70年代特撮についてはテンプレートがあればデータ入力できる人」
などなど、ある特定の分野では1や2や3になれる人というのがいるはずで、
それら特定のことに詳しい人をうまく発見できれば、
1、2、3の人数を実質的に増やすことができるかもしれない、となる。
ここまではすぐに到達するだろう。
しかし、それでもまだ足りない。
70年代の特撮について、誰かが作った情報を何となく楽しんでいる人が、
70年代の特撮について、テンプレートがあればデータ入力できる人に変化し、
さらにテンプレート自体を作れる人に変化しないなら、
やはりネットが本当に革命的であるとは言えない。
そんなことは可能なのだろうか?
具体的にこうすればよい、という方法はまだ思いつかないが、
私が思う大事なことは、1は2を、2は3を、3は4を、
それぞれ上のレベルに引き上げるためのきっかけを作ることが
できる可能性があるということである。
たとえば、4の人でも、適切な人と、適切なタイミングで、
適切な対象について、適切な場所で、適切な方法で会話をすれば、
データを入力できるようになるかもしれないし、
3の人でも同様に、テンプレートを作れるかもしれない、
という具合である。
適切な人(who)、タイミング(when)、対象(what)、場所(where)、方法(how)のうち、
whoとwhatについては、SNSによって30%ぐらい解決された気がするが、
whereはまだ10%、whenに至っては5%、howは1%程度しか解決されていないだろう。
(whyについては糸口さえ見えていない)
まだまだやるべきことは多い。宿題だらけだ。
宿題 Ringo’s Weblog: 2006年07月02日 アーカイブ (via ku)(via quawai)
Valve の共同創業者 Gabe Newellいわく、”海賊版問題をつきつめていくと、価格の問題ではなく、サービスの問題だということに行き着く。海賊版をやめさせるには、海賊版よりもよいサービスを提供することだ。”
一昔前、YouTube やニコニコ動画のような動画共有サイトが日本の違法アニメだらけになり、削除されまくり、それに抵抗するかのようにアップしまくる人たちがいて、不毛な戦いが繰り広げられていた。ニコニコ動画では「削除人」を投入し、違法なアニメをガンガン削除していった。
そのかわり、ニコニコ動画は権利者と交渉し、現在は最新のアニメを合法に一週間無料で視聴することができるようなサービスを提供している。もちろん有料会員にならなくても視聴できる。しかもこれは、古いドラえもんとかサザエさんとかじゃなくて、最新の、現在テレビで放映されているアニメで、一昔前なら違法コンテンツをアップする人がアップしてはニコニコが削除してという無駄な労力が支払われていただろう、そんなコンテンツだ。
(via yaruo)
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ところで最近、初音ミクの海外での広まりを示すニュースがあった。ロンドンオリンピックのオープニングで歌ってほしいアーティストの電子投票で初音ミクが1位になったのだ。ただ、これはよく調べていくと、単純な話ではない。当然ながら当初は海外著名アーティストが上位を占めていたが、いつのまにか韓国アーティスト、いわゆるK-POPが上位を独占するようになった。ほとんどの名前が、欧米のネットユーザーには知られていないものだったようで、「組織票」だろうということになったらしい。
そこで、英語圏の巨大匿名掲示板である「4chan」を中心に対抗しようとなったのだが、特定の人物を利用したらいろいろ問題になる。分散して各自が好きなアーティストを挙げても組織票にはかなわないということで、「非実在歌姫」の初音ミクへの投票を呼びかけることになったらしい。実際、ここまでの動きは、最近まで日本では知られておらず、日本の巨大匿名掲示板である「2ちゃんねる」でも反応していなかったので、ほとんど英語圏ユーザーによるもののようだ。そして、当初ジョーク的に行われていたものが、本当に1位を取ってしまい日本にも知られるようになった。
時代の風:「初音ミク」と「ステマ」=東京大教授・坂村健 - 毎日jp(毎日新聞)(via quawai)
(via yaruo)